北野武の『あの夏、いちばん静かな梅。』はキタノブルーのはじまりでもあり到達点

映像はまさにキタノブルー

個人的レビュー 3.7点

北野武.あの夏、一番静かな海。
ストーリー自体は、実はなんてことないんですが、最後まで引き寄せられて観てしっまうのは、やはり北野武が映像作家として、淀川長治さんが言うように、感覚がいいのでしょう。

 

映像と音との使い方が感覚いいのでしょう。

 

映像はまさにキタノブルー。ここまで画面が青いと、そらそういう風に言われますね。海、空、ゴミ収集車、その仕事着、パラソル等々の青の小道具たち。

 

主役の2人が最高でしたね。真木蔵人はシルエット的にベストです。立った感じのシルエットが絵になる。なで肩で、首が長く、手も長くて、足は短め。このシルエット、ラストショットの2人のシルエットがすごくいい。

 

彼女役の人も表情が良かった。なんとも、まあ、これは演出を入れているのか、あまり演じさせてないのか、よくわからないが、キャスティング力がこの映画を名作にしてます。

 

サーファーたちの会話がグダグダなのはそれを狙っているんでしょうか?狙っている以外、考えらえないですね、やっぱり。そういうよくある映画やドラマのフィーリングと違うことを北野武はやってきますね。

 

このころは3作目とあって、北野武もいろいろ尖っていて挑戦的なことをやりたくてやったのではないでしょうか。

 

一点だけ。主人公を最後に死なせる必要はあったのか。主人公が死ななくては物語は成立しなかっただろうか?

 

このあたりの見解が私は未熟なんで、どうしても、物語をドラマチックにするために主人公が死んだように映るのです。

 

その死はこの『あの夏、いちばん静かな海。』という作品でマストであったのか?

 

あれ?今、書きながら思ったのだが、このタイトル『あの夏、いちばん静かな海。』というこのタイトル。

 

このタイトルなら、やはりマストか。主人公は死ぬというところから、この映画のシナリオは練られたように思えてきた。

 

でもなぜ、そんな悲しい結末を、お金と時間を掛けて描いて、伝えたかったのか?

 

やっぱり、ちょっとわからなくなってきた。

 

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各サイトレビューまとめ

Yahoo!映画 4.15点

北野武.あの夏、一番静かな海。 評価件数 1266件

 

・美しい映画でした
・会話なんてなくていい。淀長さんが褒めたのがよくわかる。
・アレ!何だ?涙・・・が止まらない。
・今の日本映画にはない1本です。
・主人公2人にセリフもなく、彼女の悲しみのシーンはカット。
・わたしには全くつまらない映画でした。
・屈指の名作でこの映画を超えるような恋愛映画は今後現れないかもしれない。
・北野映画ってなんでこう端役が下手でも許せてしまえるのか。
・流の音楽と一流の映像がマッチした美しい映画。
・無粋なセリフも音もほとんど無い、音のない事の素晴らしさ。
・こんな良い映画がたけしのワケないんだ

 

映画.com 3.7点

北野武.あの夏、一番静かな海。 319人

 

・この空気感はすごい。
・観ているほうはつらいぐらいの静けさ。
・立っているだけで絵になる真木蔵人
・美しい
・日本が誇る隠れた名作
・黒澤明や映画評論家も絶賛した、日本の隠れた名作だと思う。
・サイレントで愛を語る。
・3-4x10月のようにBGMがもっと抑えてあった方が良かったのと、ラストシーンが説明的すぎた。
・ラストの後にどっと押し寄せてくる切なさに似たエモーションが非常に印象的です。
・こんなにも、セリフがなく、シンプルな映像、シンプルな物語でも映画って成り立つんだな

 

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アマゾンレビュー 4.6点

北野武.あの夏、一番静かな海。  70件のカスタマーレビュー

 

・たけし映画ではワシャ一番
・5つ星のうち5.0TVドラマでは絶対につくれない・・・究極の純愛
・言葉もほとんど無く、演技もほとんど無い、日常のリアルがそこにある。
・映像作家として一流であることは知らしめた北野武監督の傑作青春映画。
・ビートたけしの最高傑作だと思います。
・北野武の叙情的な人間性を最も感じられる作品
・たけしはやっぱり天才
・監督の作り方と作品の内容がマッチ。

 

フィルマークスレビュー 3.9点

北野武.あの夏、一番静かな海。  3190件のカスタマーレビュー

 

・ひたすらに繰り返される波音がずっと耳から離れない。
・エンドクレジット中、ずっと波の音の演出がとても良い。
・この頃の北野武監督は挑戦的だった。
・北野武監督作品の中で1番好きかな。
・いつだって、映画監督「北野武」にはしてやられる。
・主人公の2人、すごく素敵だなあ。
・この不思議さはグランブルーにも少し似ている。
・やられた…自分には傑作だった?

 

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