スピルバーグ×トム・ハンクスのコンビにレオナルド・ディカプリオが加わり、実在の詐欺師とFBIの追いかけっこを描いたドラマ。
「レオの目には、いたずら好きそうな才気が煌めいているんだ。彼のパフォーマンスはものすごく洗練されている。フランクがあらゆる危機を切り抜けられたのは80%のパフォーマンスと、たった20%の想像力だったのさ。これはパフォーマンスについて語り尽くした映画だといえる。」
スピルバーグも語るとおり、この映画は主役のフランクつまりはレオナルド・ディカプリオのパフォーマンスを見て楽しむ映画です。
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誤解を恐れずにいうと、レオ様のコスプレ映画かもしれません。
しかし実話を元にしてしっかり脚本が書かれていますので、2時間あっという間に引き込まれてしまいます。
主役のフランクは天才詐欺師なんだが、ちょっと抜けているというか、あまり狡猾ではないのが、映画の魅力でしょう。
結婚したのは、純粋に恋に落ちたからであり、金の為ではありませんし、敵のカールに不用心に電話しているのも子供っぽさを感じさせます。
そんな役どころをレオ様が絶妙に演じています。この役はディカプリオで100%正解です。
そして、その詐欺師の役どころを引き立てているのが、トム・ハンクス演じるFBI捜査官カールである。
カールの生真面目さや、かっこ悪さ、そして犯人に対する情けの心など、カールとの絡みでよりフランクが見えてきます。
あと、冒頭タイトルクレジットがおしゃれで最高です。スピルバーグらしからぬセンスの良さが冒頭にあります。
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ヤフーレビューでは、ルパンと銭形警部の追いかけっこの感じを期待していたという声も多いですが、そこまでいくとまた批判も多くなっているでしょうし、十分にルパンと銭形感はあったと思います。個人的には。
スピルバーグは詐欺師映画への愛についてこう語っています。
「詐欺師が出る映画の大ファンなんだ。「空とペテンと青空と」も、ジーン・ハックマン主演の「スケアクロウ」も「エルマー・ガントリー 魅せられた男」 これも詐欺映画に入ると思う。「スティング」や「明日に向かって撃て!」もいわば詐欺師映画だよね。こうした悪党たちには思わず心を寄せてしまうね。」
映画のベストシーンは、CAの見習いさんを引き連れてマイアミ空港から逃走するくだりですね。
音楽もオチもばっちりなんですが、なんといっても画が最高です。パイロットのコスプレで若い金髪美女を引き連れて颯爽と空港を歩く詐欺師。映画はやっぱり画だなと思ってしまうシーンです。何度も見たくなります。
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各サイトレビューまとめ
Yahoo!映画 4.09点
評価件数 1404件
・何気に見たら引き込まれてました!
・最後も刑事さんの行動が良かった!
・ディカプリオうまいしトム・ハンクスもうまいし安心してみれました。
・頭がすこぶるいいんだろうね。逮捕後の待遇良すぎ。
・冒頭のタイトルクレジットおしゃれ!
・ルパンと銭形のような感じを期待していたから残念だった!
・実話という意味では凄いけど、印象にのこらない作品だった。
・実話をよくこんな綺麗な作品に仕上げたもんだ。
・面白いよ。でもなんだろ…
・逮捕後と逮捕前を同時進行!
映画.com 3.7点
2781人
・コメディの良作。
・なんといっても、レオナルド・ディカプリオ様がいい。
・主人公は温かい家庭に憧れる青年。そこをしっかり演出出来ていたと思う。
・犯罪映画だが、後味が良い作品。
・実話とは思えない痛快さ!
・おもしろい
・軽快かつのめり込む作品。
アマゾンレビュー 4.3点
201件のカスタマーレビュー
・実話の天才詐欺師に、ただただ驚愕
・スーパーあたり
・見応えあり!
・個人的にはクリスマスムービー
・1960年代のアメリカを背景に監督の手腕が見て取れる
・なかなか
・駄作
・スピルバーグ的やさしさ
・何度も観れる
・最高級の詐欺師
個人的レビュー 4.0点
冒頭のタイトルクレジットのアニメーションと、CAを引き連れてマイアミ空港を颯爽と歩く主人公のシーン。この2つで編集とカメラワークは合格点です。かなりいいと思います。
音楽も、いつものスピルバーグ×ジョン・ウイリアムスでない感じで好きです。
主人公は天才詐欺師ですが、ただ両親に仲良くしてほしいだけの青年なんです。本質は。それをしっかり描いてましたし、しっかり演じれていました。いろんな意味で、ディカプリオを見る映画です。
レオナルド・ディカプリオ パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2012-12-07
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