黒部の太陽 大出水のシーンは日本映画史にのこる命がけカット!

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『黒部の太陽』 各サイトレビューまとめ

Yahoo!映画 3.81点

黒澤明,映画,夢,生きる,宮崎駿,北野武 評価件数 105件

 

・撮影の過酷さはわかった
・振り返る男たちのロマン
・男の一生の仕事とは何か
・まさに偉業
・改めて思う、電気は大切に。
・日本映画の底力
・力作、しかし監督は苦労している
・日本映画の誇り
・ただただ長い

 

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映画.com 3.7点

黒澤明,映画,夢,生きる,宮崎駿,北野武 94人

 

・先人たちの血と汗の結晶
・末端の作業員が常に危険に曝されている
・昭和の男たちを熱く描いている
・これを見ると最近の邦画がショボすぎる
・人間と大自然との壮絶な闘い
・がけで撮影に挑んだスタッフ、俳優たち

 

アマゾンレビュー 4.6点

黒澤明,映画,夢,生きる,宮崎駿,北野武  98件のカスタマーレビュー

 

・ラストが公開時と違います
・どうしても見たかった
・残念な安全対策
・昔の人は凄かった
・素晴らしい日本映画です
・事前の予習が必要
・人物描写
・黒四ダムの厳しさ

 

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個人的レビュー 4.3点

黒澤明,映画,夢,生きる,宮崎駿,北野武

 

2大スターの三船敏郎と石原裕次郎が5社協定を打ち砕くべく挑んだ超大作。

 

3時間を超えるのがネックと言われているが、個人的に長い映画は嫌いではないので、そこは全然オッケーでしたが、裕次郎のラブロマンスが中途半端なので、いっそのこと無い方がいいとは思いました。

 

関西電力の現場責任者を演じた三船敏郎は良かった。三船敏郎はじっくり耐える男を演じさせるのがベストと三船プロの社員たちが言っているとおり、この北川次長役ははまり役だったと思います。

 

シナリオ自体は、工事記録に基づいた上でちょこっと脚色しながらといった感じで、至ってすごい展開があるシナリオではありません。

 

オチが分かっているシナリオですから、この映画の価値はシナリオではありません。

 

どこまでリアルに工事現場を再現できているかということと、現場作業員の男気と苦悩、恐怖、そして成し得た喜びをどう演出して魅せるかということだと思います。

 

その視点でみると、現場感の再現はとても良かったと思います。事故を起こしてまで撮った大出水のシーンは日本映画史にのこる命がけのカットです。このカットをみるだけでも十分元がとれると思います。

 

あとトンネルが開通して、両方から作業員が喜びながら入り交えるシーンも観ていて何とも言えない気分になります。この映画のみどころの一つです。

 

ただ生意気なことを言わせてもらうと、作業員の喜び方がちょっと演技くさいんです。数が凄いんでその入り交える迫力は申し分ないんですが。

 

エキストラの演出は難しいと思うんですが、エキストラであろうが誰であろうがここはクライマックスの大事なシーン。野暮な演技は一瞬で冷めてしまうので。

 

あと、他の岩岡班のメンバーの人物像を掘り下げて、もっと現場労働者の本音と建て前みたいなものを浮彫にしたらもっと面白いのにと思いました。

 

途中、死者が出て労働者がどんどんやめていくシーンなんかは、もっともっと良く出来るのにと思いました。

 

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3時間あるなら裕次郎のラブロマンスや三船演じる北川の娘の病気の下りを省いて、ここを時間かけてしっかり描いたらよかったのにと思いました。

 

戦争でいうと、三船演じる北川や裕次郎演じる岩岡は指揮官ですよね。

 

戦争映画は最前線で命を張っている一等兵らの感情や人間模様にスポットをあてて面白くしているわけですから。この映画も同じ手法が使えたと思います。

 

指揮官の苦悩や恋愛より、命張ってる末端の構成員の生きざまの方が面白いですよね。

 

この映画が日本映画界に与えた影響ははかり知れないものがありました。映画の内容ではなく、大手プロダクションが結託して結んでいた「5社協定」を打ち破ったという事実です。

 

この『黒部の太陽』そしてそのあとの『風林火山』で事実上、5社協定は自然消滅していったわけですから。

 

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